RSS | ATOM | SEARCH
総合学習で訪れた子ども達からの質問
 昨日には地域の小学校6年生の子ども達5人が総合学習の一環で社務所を訪れました。ゆとり教育見直しで総合学習時間はなくなっていたものと思っていましたが、年間20時間ほどで「地域を知る」活動の一環としてグループごとに課題を考えて聞き取り調査を行っているとのことでした。中には「一人ばたらき」で課題にとりくむ子どもさんもいますが、昨日訪問したのは4人グループで当社について知るグループと一人ばたらきのお子さんの5人でした。4人グループのお子さんの中には近くのお社で巫女舞に奉仕している子ども達も含まれていましたのでお社の行事には親しんでいる子ども達でした。
 これまでもいろいろな子どもさんらしい質問に出会いましたが、今回の質問はかなりするどい、奥行きの深い質問でした。その質問とは「十五重塔は何故十五なのですか?」というものです。下図が当社の十五重塔です。

 
 今回のインタビュー調査の結果は来年1月の発表会にてお話するとのことですから、ここでは社務所なりの回答は控えたいと思います。「社殿の構造はどうなっているのですか?何が特徴なのですか?」、「お社にお参りするお賽銭箱のある場所はなんというのですか?」、何故「文化財があるのですか?」という質問もありました。お賽銭箱があって鈴のついているお参りする場所は「向拝(ごはい)」というとお答えしました。そこはお参りする人々に雨だれがあたらない屋根の構造になっています、当社の屋根は唐破風という中国から学んだ建築様式になっています。現代まで継承されてきている建築様式がいつの時代にどのように生み出されたのかを知るために、その時代時代に代表的な建築物が指定文化財になっているのですよ、とお答えしました。この意味で、今は忘れ去られましたが、先達の方々の物の考え方や生き方を知る上で「何故十五なのですか?」という質問は数千年の歴史を理解するのに大変手がかりになる質問でしたし、こうした自分なりの疑問に答えていく姿勢がお子さん達の学び心を涵養するのに大切なことと思います。小さな山に登った経験があれば、より高い山があることを知りますし、また、小さい山を登り切った自信が次ぎの新たな挑戦の力にもなると思います。



author:bairinnet, category:神社の歴史, 07:50
-, -, - -