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名木の2世には勢いがある
 当社の旧別当宅、月次連歌会が開催されていた「梅林院」の庭には、樹齢380年程、創建者の前田利常公がお手植えと伝えられたドーダンツツジの名木がありました。下図は、「小松天満宮誌」(昭和57年発行)に掲載された満開時の写真です。

このドーダンツツジはその後、樹木医の懸命の治療のかいもなく平成17年の満開と紅葉を最後に枯死してしまいました。枯死した根株より2世が何本か生い立ちてきましたが、生長するまでの風情を補うために植木屋さんより購入して育てていた成木を近くに植栽しました。それも順調に根付いていましたが、平成22年の夏は全国的に30年に一度の猛暑の夏となり、7月17日から9月上旬までほとんど雨のふらない夏となりました。この間、境内の1日中 日のあたる位置にある梅の木が8月上旬に1本枯死しましたので、境内の梅園には連日散水いたしましたが、梅林院の庭には散水もしませんでした。このためもあり、猛暑の後半の8月下旬に、他所より購入したドーダンツツジの葉はほとんど枯れてしまいましたが、2世は枯れもせず立派に生長しつづけました。下図はこれを示しています。

上方の紅葉したようにみえるのが購入したドーダンツツジの枯れた葉です。下方にあるのが枯死した名木の根元から生え出た2世の青々した葉の様子です。上方のドーダンツツジは枯れた葉の部分を切り落として様子をみることにしましたが、今年の紅葉の季節には2世のドーダンツツジは下図に示しますように、きれいな紅葉をみせていますが、昨夏葉の枯れたドーダンツツジの紅葉は弱々しいものです。名木の2世はやはり強いを実感いたします。




author:bairinnet, category:鎮守の森, 17:10
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