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コマツ記念館を訪問し、過酷環境下で稼働しうる建設ロボットの開発を望む
 今月13日に開館した記念館「わくわくコマツ館」を見学しました。JR小松駅東口を出てすぐ左側からコマツ製作所の敷地内に緑地「げんき里山」と記念館が設置され世界最大級の超大型ダンプトラックも展示されています。ただ、専用の駐車場はありませんから、小松駅東口の市営駐車場等に駐車して下さい。「わくわくコマツ館」の全景を次に示します。


この記念館の建物は、東京溜池に本社が移転するまでは、この小松市にあった本社の事務棟を復元したものです。写真の左側に写っているのは、社員の研修や会議に使用する「コマツウエイ総合研修センタ」の大きな建物ですが、一般開放エリア外になります。記念館の入口をはいるとコマツの主力建設機械の創業以前からの発展の歴史を簡潔にしめしたパネル展示が迎えてくれます。内部には、ブルトーザーなどに使用されている油圧装置の基本原理を示す「パスカルの原理」を体験する模型などが設置されていますが、今年2月17日の本ブログで提案した「フーコーの振り子」は残念ながらありませんでしたが、設置するにはこの記念館では狭すぎるようです。
 野外には世界最大級のコマツ電気駆動式ダンプトラック「930E]が展示されています。下がその写真です。複雑な鉱山の地形の中での過酷な作業、落石や転落などの大きな危険から運転手さんを

守るために無人で操縦されている鉱山もあるそうです。体重497トンで、積載量297トン(アフリカ象なら50頭、小学生なら7400人)で時速毎時64.5キロの優れものです。おそらく休日でしょうが、子供達への体験試乗会も開催されているようです。この巨大なダンプトラックや水中ブルドーザーを開発したコマツには、2月23日の本ブログで提案した三代理念を生かして、福島第一原子力発電所といった過酷な環境下で仕事をしうるロボットの開発を是非ともお願いしたい。そうした状況は生起しないとの想定のもとではこうしたロボットの必要性はなく、音楽をかなでたりする感性に訴えるロボットの開発ばかりが優先されてきたようですが、やはり、世界企業たるコマツには、人間の入っていけないないしは長時間人間の滞在出来ない過酷環境として、放射性物質で充満した環境をもとらえていただき、こうした過酷環境下で着実に建設作業をこなしうる無人操縦型ロボットを是非とも国産開発してもらいたい、と多くの国民が望んでいるのではないでしょうか。
 4月20日には、米国iRobot社の開発したロボットPackBotsが福島第一原子力発電所内に導入され、原子炉内部の放射線レベルを測定したり内部の撮影をしているといいます。このiRobot社はマサチュセッツ工科大学のR. Brooks教授および研究室の人々によって設立され、2010年の売上高は4億ドル、雇用者数600人の大企業おに成長しています。放射線にも損害をうけない電子機器(マイクロチップやセンサー)を備え、また、規制により軍事用ロボットの輸出の認められていない日本と異なり、海外の戦場等で実験的使用が可能な米国だからこうしたロボットが開発出来るのかもしれません。
 こうした開発環境の困難さと共に、ロボットを開発しても我が国ではもうかるとは思いません。我が国においてこうしたロボットを開発することは、「無用の用」の最たるものとして開発するとの覚悟でないと開発しきれませんが、そうした実力のある企業がその覚悟で準備していただければ、非常時に国際貢献出来るとともに、世界の尊敬を得て社格を大いに上げると思います。
 帰りには駅前の湯野さんにておいしいおはぎ(ともかく、小松の町中にはおはぎを売るお店が多い)を買いましたが、おかみさんももとあったコマツ本社の事務棟をなつかしがっていました。

author:bairinnet, category:地域振興, 14:48
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