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スダジイ根元土壌改良工事の実施(その2)

 平成285月実施の樹木調査時の担当樹木医殿の助言にもとづき、平成288月上旬に社殿真後のスダジイ根元の土壌改良工事が実施されました。図1は、スダジイ北側に排水路を敷設する工事画像です。

 

 

 スダジイのような大木の根が地下水によって根腐れを起こさないように、地下90センチのところに地下水排除用の透水管が敷設されています。図2の赤丸印内にみえる黒色の管が地下水排除用の透水管で、排水路天端から90センチ下方に埋設されています。この透水管を透水シートでくるんで単粒砕石を排水管天端近くまで積み上げることになります。ただし、このスダジイ根元付近では、スダジイの根と排水路との間の空間に根がはれるように土壌改良工事をあわせて行うことになり、8月初旬に実施されました。

 

 

 

 スダジイの根元近くには、根の生長を促進させるために、土壌改良土である有機肥料(商品名:元樹くん)を、人力堀削した幅30センチ、深さ50センチ程度の窪みに投入して埋めます。図3はその状況画像です。

 

 

 次ぎに、元樹くんで埋めた区間と排水路の間(地下水排除用透水管の埋設されている上部の空間)、幅50センチ・深さ80センチ程度の空間は、透水シートでくるんだ単位粒石でもって埋めます(図4の赤丸印内を参照)。これにより、元樹くんなどの土壌が地下水排除用透水管に入り込むのを防止することが出来ます。

 

 

 防水シートでくるんだ単位粒石の上部と排水路天端をゆるやかにつなげるために購入砂を斜面状にもりつけます。これらの作業には、転圧せず、ゆるやかに盛りつける形で作業が行われました。図5が、これらの作業の竣工画像です。黄色○印部分が、土壌改良土(元樹くん)で埋めた部分で、ここにスダジイの根が伸びてくれることを願ってのことです。赤丸印が、地下埋設の地下水排除用透水管上部と排水路天端までの空間を透水シートと単粒砕石と購入砂で施工した部分です。

 

 

 

 次ぎに、スダジイの根が工事影響をうけたスダジイ根元北側のより広い範囲に根がはれるように、図5の上部方向(梯川の上流側)に、土壌改良を実施するものです。使用する土壌の透水性、通気性を改良するために、図6に示す黒曜石パーライト(商品名:ホワイトローム)が使用されました。

 

 

 

 図6の袋を破った時の画像が図7です。黒色と白色の軽い素材です。

 

 

 これを、図8に示すように、2トントラックの荷台にて、購入砂3に対してホワイトローム1の割合で混ぜ合わせて、現地にはこび施工します。

 

 

 

 

 最後の図9は、以上全ての工程の竣工状態です。図の緑色線内で囲んだ区域がホワイトロームで改良した購入砂を施工した区域です。この区域は、スダジイ樹冠の範囲内にありますから、この部分にスダジイの根を誘導するための土壌改良工事です。

 

 

 


 

 

author:bairinnet, category:鎮守の森と河川改修, 16:41
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