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うれしいニュース 枯れ枝に新芽出る
昨年9月6日に気づいたことですが、仮設排水路の末端の釜場近くに生い立つエノキに葉先枯れが観察されました。そのときの画像が次ぎの画像1です。右端にみえる枯れ枝は枯死した龍松です。

 

 この日の釜場の水位状況を示すのが画像2の青色丸ですが高い状態です。

 
 昨年10月31日の事業官庁による定期観察会での龍松(黄色丸)とエノキ(赤丸)の画像が画像3です。龍松は枯死と判定され、此の後、残念ながら伐採されました。

  

  毎回の定期観察会にて指導頂いている事業官庁の植生担当委員殿より、このときの釜場入り口の水位状況(画像4)が高く根腐れのおそれがあるので、現在の水位より30センチは低くするようにとの指導を頂きました。画像4の黄色線が釜場への排水路ですが、青線は排水路からあふれた排水が境内側に入りこんでいる部分です。

 

 年があけて今年の1月16日の釜場近くの排水路の状況を示すのが次の画像5ですが、依然として高い状況が続いています。

  

  この釜場の状況が格段に改善したのが今年の4月3日の工事です。その概要は本ブログ4月6日号で紹介済みですが、そのときの釜場入り口付近を示すのが画像6です。90度左周りでご覧いただくべきですが、青線内が釜場入り口付近の排水路です。ここに流入する排水は素早く排水されるようになりましたので、釜場入り口付近の排水路の状況は格段に改善されました。

  

  いよいよ生長期を迎える今月5月の6日のエノキの葉先の状況を示すのが次ぎの画像7です。うれしいことに枯れていた葉先から新芽が勢いよく出始めました。

  

  昨年9月から今年4月の釜場改善までの水位状況は高いままでしたので、それ以前の平成26年生長期の釜場水位も同様の状況であったと推定されます。さらに、前号及び前前号で紹介した仮設排水路の入り口付近から釜場までが仮設排水「枡」状態になっていることから、釜場でこれだけ高い水路であったことは、仮設排水「枡」部分でも排水の地下浸透量が多く、仮設排水「枡」沿いの高木層の根茎に悪影響を与えたであろうことも推定されます。
  エノキの葉先枯れが起きたことの原因に生長期における釜場水位の高さが影響していないとは否定出来ないように思います。確かに、境内全体の植生にとっては平成25年の生長期、特に、7月から9月にかけての長雨による地下水位上昇の影響が平成26年の樹木の生長に悪影響を及ぼしたであろうことは明白なことですが、特に、昨年、この釜場近くの龍松の枯死とエノキの葉先枯れは、全体的な植生悪影響に加算される特殊要因(釜場入り口の排水路の水位高い)によることと推定されます。
 それゆえ、エノキの葉先に新芽が出始めたことは、今年4月の釜場改善工事が、少なくとも、この近くにあるスダジイの生長にも好影響が出てくることが期待されます。
 
author:bairinnet, category:鎮守の森と河川改修, 06:22
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