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草刈り後の仮設排水路の降雨時の状況
本日午前中に仮設排水路の草刈りを実施し、排水口2近くの畝をとりこわして水の流れるように溜まった土砂を一部書き出してみました(本日のブログ参照されたい)。本日午後4時から6時にかけて12ミリ程度の降雨がありました。そこで 午後6時前に仮設排水路の状況を観察してみました。画像1は、排水口2から流れ下る部分の画像です。



これも正しくは左90度回転させてみる画像ですが、向かって右端に排水口2があり、水のたまっているように見えるところが、本日午前中に畝をこわして水のとれるように水路を手掘りした箇所です。ところが手彫りしていないところは溜まり水となってスムースには水が流れていません。
 仮設排水路の末端の釜場付近の画像が次ぎの画像2です。

 
 向かって右端に釜場入り口があり、その手前には近辺の河川改修工事を担当する業者さんにより手掘りされた水の通り道ですが、釜場手前にも水がながれていますが、仮設排水路に流れ込んでいる水量に比べると釜場に到達できた水量はそのごく一部で大半は途中に滞留していることがわかります。
  ちなみに、排水口2から排水口1にかけての仮設排水路の状況をみたのが次の画像3です。

 

 水は溜まり水となって仮設排水路に滞留し、意図的でないにしても、結果として、地下浸透にて排水を処理していることがわかります。地下浸透排水処理方式では、所々に畝ができていて釜場まで流れくだらない、現在のままの方がよいことになります。それゆえ、この仮設排水路は排水「路」というより地下浸透型の横長の排水「枡」のようなものです。地下浸透型の枡ではなく、円滑に釜場まで流れ下るには、排水路に水みちをほってやらないといけないことが判明します。樹木の生長期である、初夏から秋にかけての期間に、降雨がつづいたり、大量の降雨があると現在の仮設排水「枡」に長期間 水が滞留して地下浸透して地下水を上昇させ、根腐れをおこし、生長阻害につながるであろうことが、これで明らかになります。
 
author:bairinnet, category:鎮守の森と河川改修, 19:35
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