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仮設排水路の改良工事
 当社にかかる河川改修工事については、事業実施前に金沢河川国道事務所の専門委員会により課題点等の検討がなされました。この委員会の検討内容には、工事期間中の排水管理をどのようにするかなど、工事のプロセス管理については含まれていませんでした。ところが、改修工事と長期間にわたって共生を余儀なくされる関係主体にとっては、工事期間中にうける諸影響についてできる限り事前に知っておくことが大切になります。このような観点から、同種の事例の今後の参考に供するためにも、本ブログでは工事期間中の出来事を適宜紹介している次第です。
 昨年11月4日の本ブログ「事業官庁による秋の樹木調査の実施」で報告しましたように、当社境内からの排水は、輪中堤および堤脚排水路工事完成までは、当社境内北側の旧文田川用水路沿いの仮設排水路を通って釜場に入り、そこから工事区域外に排出されています。下図の図1は、釜場からの排水管(図1の青い曲線)を示していますが、随分と長い排水管となっていました。

 
このため、図2の示すように排水管の途中から水漏れがしたりして、排水効率もよくありませんでした。

事業官庁においても、改善策を検討し、この度、輪中堤構築を請け負っている業者さんの協力により、釜場にたまった水を排水する排水管の移設工事が実施され、工事区域外への排水管の距離も短縮され、排水管自体も新しい管に取り替えられました。下図の図3がその模様です。

 

 また、釜場には、一部建設済みの分水路にたまった水もポンプアップして集められて、排出されることになりました。以下の図4は釜場の様子ですが、青い円線で表示したものが、分水路のたまり水を釜場に運ぶ管を示しています。

 

 釜場からの排水は順調に実施され、仮設排水路の水位も、植生担当専門委員殿が指示したレベルには下がりました。
  残る課題は、仮設排水路沿いの植生への悪影響の拡大を防止するためにも、当社境内等からの排水が仮設排水路を円滑に流れて,速やかに釜場に到達することです。以下の図5は仮設排水路に生い立つ植物や堆積土砂によって、流水の疎通障害が生じている箇所の例を示しています。


 
author:bairinnet, category:鎮守の森と河川改修, 20:09
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