RSS | ATOM | SEARCH
梯川分水路竣工記念の諸行事の斉行

長年工事が行われていました梯川分水路の竣工を記念しての事業官庁等による記念式典が来たる1119日に斉行されることになりました。これに先立ち、各種の記念行事が当社境内にて執り行われました。

111日には、当社創建360周年と分水路完成を祝して、創作漢詩石碑奉納式と除幕式が斉行されました。当社御祭神の菅原道真公は、中国固有の漢詩文学の模倣を脱して独自の日本的漢詩文を大成して、日本文学史上最も精彩ある平安文学を開く一つの原動力となった方です。第二次大戦後の欧米文化の大流入と共に漢詩文は長らく影を潜めてしまいました。そうした時代風潮の中でたゆまず創作漢詩を続けられた郷土の漢詩人が大西 勉殿であり、菅公千百年祭における創作漢詩奉納を契機に氏が創設されたのが「小松梅林吟社」であります。この度、重なる慶事を祝い、小松梅林吟社有志の方により「創作漢詩石碑」一基が冬至の日の出線上近くに奉納されました。下図は除幕式後の画像です。

 

 

冬至の日の出は当社の神門から本殿方向に差し込んできますが、神門に差し込む朝日は白山山系の妙法山上から射し込んできます。石碑は四面からなり、各面に漢詩が刻されます。まず、白山の方向を向いた側に、親子二代にわたり漢詩創作に親しまれている石田寛人殿の白山を詠んだ漢詩を、社殿方向に当社早春風景を詠んだ大西勉殿の漢詩を、残り二面には「小松梅林吟社」会員より全国的な創作漢詩大会に最初に入賞された安田裕子殿と能登外茂次殿の漢詩が刻されています。

11月1日から7日にかけては当社梅園奥の渡り廊下にて、小松梅林吟社各位による創作漢詩展が開催されました。

 

この漢詩展には、ホールインワンを達成された会員を祝しての漢詩(下図)など多彩な内容の創作漢詩が展示され、多くの見学者で賑わいました。

 

 10月30日には、創建360周年を祝しての能楽奉納が去る6月3日に開催されたことを記念しての能楽奉納記念碑が小松能楽会有志各位により社殿前方に奉納され、また、11月4日には郷土の書家であります山本穆子殿により梅園内に紅梅の献木がなされました。

 11月6日-7日の両日にわたり、竣工間近の分水路見学会が金沢河川国道事務所職員各位の案内により多数の参加者を迎えて開催されました。

 

 

また、6日から7日の両日に当社宝物館の一般公開が行われ、当社創建の棟札や本多政長による当社縁起書や江戸琳派の酒井抱一や当社社頭を描いた山本光一の扇面画や梯川対岸より当社方向を望んでの山水画(久保田米僊画)などの宝物展示に加えて、河川改修にともなう諸調査により明らかになった当社の文化・自然的特徴をとりまとめたパネル展示が行われました。

 

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 06:33
-, -, - -
梯川分水路完成記念行事のご案内

 本年は当社創建360周年にあたり、その記念行事を63日から6日の間に斉行したところですが、国土交通省金沢河川国道事務所により平成12年より施工されていました梯川分水路工事が平成2911月下旬に竣工を迎えることになりました。この工事は、平成111月に定められた石川県都市計画決定により、地域の歴史・文化、周辺景観との調和に配慮し、まちづくりと一体となって実施されてきた工事です。当社を創建の地に保全しつつ、分水路工により河川改修工事が施工されてきました。下図は、竣工間近の分水路と当社境内の状況を示しています。

 

 

 

竣工に先立ち、以下のように記念行事を執り行いますので、ご案内申し上げます。

 

日時: 平成29年11月6日(月)、7日(火)の両日

  行事内容:

 1)宝物館公開 午前 9 時から午後 3 時まで

 2)梯川分水路工事見学会

両日とも一日4回(午前10時、11時、午後1時、2開催。なお、竣工式前の特別見学会ですので、参加者各位には, こちらで準備するヘルメットを着用していただきます。

 3)小松梅林吟社創作漢詩展

      当社梅園奥の渡り廊下にて展示いたします。

 

なお、公道から天満橋を通り、参道(坂路)を通って鳥居から境内地にお進み下さい。鳥居前にも駐車空間がありますが、広い場所ではありませんので、下図に示す臨時駐車場2ヶ所(P1,P2)をご使用下さい。警備員が誘導する際には、その案内によりご参詣ください。


         臨時駐車場概略図

  

以下に各臨時駐車場の現況画像を示しますので参考にしてください。

 

 

 

 

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 20:17
-, -, - -
能舞台における献花式(記念行事その4)

 

 創建360周年記念行事(その4)として、平成29年6月4日(日)午後2時半より、神事につづいて能舞台において、古流柏葉会の奉仕による献花式が斉行されました。何故鏡板とよばれるかについては、諸説があるようですが、後述する能楽用語サイトによれば、観客席におられる神様を映す板といわれるからとされます。古事記に記される天の岩戸のお出ましに使用された鏡について記す古事記の記述からしても納得しうる説といえます。それゆえ、鏡板の前での献花作法は、まさしく神様にお見せするための作法といえます。

図1は献花奉仕中の様子を示しています。

 

2は能舞台鏡板前に並べられた献花を示しています。

 

 

当社鏡板に描かれた松と梅、脇の鏡板に描かれた若竹にあわせて、中央向かって右側には梅を主位にして、松とつばきと菊の花を添えて生けられ、中央向かって左側には松を主位にして、つばきと菊の花を添えて生けられています。当社社殿の連子窓の格狭間(こうざま)には、上位(向かって右側)に梅が、下位(向かって左側)に松が彫られています。また、能舞台上では、観客に向かって左側が上位といわれますので、それらに合わせて飾られています。両脇には、控の鏡板の画にあわせて、若竹を主位にして、つばきとシャクヤクの花を添えて生けられています。なお、能楽用語に関しては、インターネットアドレス(www.the-noh.com/jp/index/html)を参照さしていただきました。

 社殿には、古流柏葉会家元殿による「彩流華 風の華」が奉納されました。

 

 

つばきを花材に、風が舞い降りてきた様子を生けていただきました。献花式当日はさわやかな風が境内を吹き抜け、生長の季節にふさわしく、また、創建360周年(6回目の還暦の歳)を迎え、新たな旅立ちの当社にふさわしい献花でした。

 

 

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 20:29
-, -, - -
能舞台開きにおける能楽奉納(記念行事その3)

 

 平成29年6月3日(土)午後1時半より、小松能楽会により小松天満宮能舞台において能楽奉納式が斉行されました。当社の能舞台は、小松の能楽愛好家の方々の募金により、明治維新後に金沢に残されていた波吉太夫家の能舞台を移築し、日清戦争後の明治29年10月に能舞台開が行われたものです。昭和十年代の梯川改修工事により西方広場に移築されましたが、平成の河川改修により明治時代に建てられていた故地に戻って再建されました。

 能楽奉納では最初に義本高明氏らによる謡「翁」が奉納され、続いて、土居尚子氏らによる仕舞「老松」と長野 裕氏らによる舞囃子「高砂」が奉納されました。

 能楽奉納に先立ち、小松市長さんと小松市議会議長さんより創建360周年と能舞台開きを祝してご挨拶を頂きました(図1)。謡「翁」の奉納風景が図2に、仕舞「老松」の奉納風景が図3に、舞囃子「高砂」の奉納風景が図4に、また、観賞されている観客各位をあらわすのが図5になります。

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 20:23
-, -, - -
記念講演会と宝物館公開(記念行事その2)

 平成2963日(土)御前10時より1140分まで、小松市立公会堂4階会議室にて、筑波大学教授綿抜豊昭氏による記念講演会が開催されました。

当社初代宮司能順は明暦2(1656)29歳にて小松天満宮宮司に就任し、79歳にて亡くなるまで、50年近くの長きにわたり当社と北野天満宮の両社に奉職して、当時の文化の中心であった京都と加賀小松の文化交流に貢献いたしました。江戸時代連歌の第一人者といわれたこの能順を中心とする人々の業績について、当社宝物をふまえつつ講演していただきました。講演会後の63日午後と66日には、新装なった小松天満宮宝物館において講演に関連する宝物等が一般公開されました。また、授与所では綿抜教授の著書「小松天満宮と能順」の頒布が開始されました。以下の図1から図2は講演会の様子を、図3は多くの方々に来場いただきました宝物館公開で入場をまつ人々の様子です。

 

 

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 20:15
-, -, - -
白梅の植樹式(記念行事その1)

小松天満宮創建360周年を記念して、平成2962日に、稚松校下町内会連合会により、竣工なった宝物館前庭に白梅が献木されました。

 図1、図2は植樹式に参加された小松市長さんと町内会長さん方です。

 

 

図3は白梅を植え込む様子を、図4は植栽された白梅を示しています。

 

 

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 20:09
-, -, - -
記念行事期間中の臨時駐車場のご案内

小松天満宮創建360周年記念行事中の臨時駐車場のご案内

 

小松天満宮において記念行事の斉行される 6月3日、4日、6日には、下記のP1とP2の臨時駐車場をご利用下さい。

 

  

author:bairinnet, category:祭典・行事, 09:36
-, -, - -
小松天満宮創建360周年記念行事のおしらせ

明暦3年(1657)年に加賀藩三代で小松城にて幼少の藩主にかわり監国されていた前田利常公により、御祭神菅原道真公の御霊を京都北野天満宮よりお招きして、当社が創建されてから今年で360周年になります。また、平成の梯川改修事業により移築工事中でありました当社宝物館と能舞台も無事竣工いたしました。

  今年は、これらの節目の時を迎えています。殖産興業や賑わいまちづくりにも力をそそがれ、裏千家初代仙叟宗室居士や当社初代宮司(別当)能順を小松に招いて郷土加賀小松の文化の礎を築かれた前田利常公をお祀りする小松神社例祭・小松商工祭の斉行される6月5日前後に、小松天満宮創建360周年記念事業を斉行いたします。

 

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 04:07
-, -, - -
小松天満宮宝物館公開のお知らせ

1)宝物館公開のおしらせ

   

当社初代宮司能順は29歳にて小松天満宮宮司に就任し、79歳にて亡くなるまで、50年近くのの長きにわたり当社と北野天満宮の両社に奉職して、当時の文化の中心であった京都と加賀小松の文化交流に貢献いたしました。この能順を中心とする人々の業績にかかる当社宝物を長年にわたり調査・研究してこられた筑波大学教授綿抜豊昭氏による記念講演会と関連する宝物の展示を行う当社宝物館公開を下記のように開催いたします。

 

 

記念講演会

 日時: 平成29年6月3日(土)午前10時より11時半

 場所: 小松市公会堂4階大会議室(先着100名様)

小松天満宮宝物館公開

 日時: 平成29年6月3日(土)午後2時より午後4時

     平成29年6月6日(火)午前9時より午後4時

 場所: 小松天満宮宝物館

 

2)記念出版物頒布のお知らせ

 

小松天満宮創建360周年を記念しての出版物とその購入手続きについて下記のようにご案内いたします。

                                                        小松天満宮社務所

―――――――――――――― 記 ―――――――――――――

著者: 綿抜豊昭

書名: 小松天満宮と能順

内容: 加賀藩三代前田利常公により京都北野天満宮より小松天満宮の初代別当(宮司)に招かれた松雲庵(後に梅林院)能順の、小松天満宮と北野天満宮における業績の紹介と共に、連歌と俳諧の違い、霊元院と能順、能順と越前屋歓生、能順と芭蕉など、能順をとりまく人々とのかかわりについても関連古文書に依拠してとりまとめた小冊子です。

価格: 税込み 2000円

    郵送の場合は、郵送料 180円

申込み方法 小松天満宮授与所にて販売しています。

なお、郵送ご希望の方は、FAX 0761-22-9128 にて、 

住所、〒番号、氏名、書名 を明記のうえ、お申し込み下さい。

 社務所より郵便振替用紙をお送りいたしますので、金額 2180円を送金下さい。入金後、社務所より送本いたします。なお、郵便局発行の振込控えでもって領収書とさせて頂きます。

                                                          以上

author:bairinnet, category:祭典・行事, 17:00
-, -, - -
平成28年夏祭りの斉行

恒例の夏祭りが84日に斉行されました。午前10時より筆塚の前にて筆供養祭が執り行われました。

 

 

 

 江戸時代に官学としての朱子学が主として士分階級に学ばれましたが、江戸時代中期以降、朱子学にとどまらず、国学や洋学への関心が高まると共に、一般大衆への学問需要が高まり、当社においても江戸時代後期から寺子屋が開設されました。庶民子弟への読み書きの学習に不可欠の筆と手習い紙への感謝を込めて、筆供養が開催されるようになり、現在にいたっています。現存の筆塚には降神の儀に使用される筆型石碑は、明治12年に作成されたものですが、五言句が彫られています。「天心梅花」と一文字読めない字があります。

 

 

立か在か長らく確定しませんでしたが、本年春3月に茶道宗和流教授の室木宗美殿(七尾市中島町)がお弟子さん共々来社され、宗和流12代家元辰川宗弘殿による軸装された拓本を持参されました。「天心在梅花」と書かれており、これにて「在」であることが確定いたしました。

藩政期に当社宮司家梅林院にて宗和流茶道が伝えられていたことのご縁であることと思われます。室木殿からは、記念の和歌をいただきました。

 「たまわりし縁(えにし)に集う筆塚に 梅咲きて香る梅林院は」

 

 ひきつづき当社の国指定文化財社殿・神門の維持管理にご尽力頂いています当社奉賛会員の恒例の祈願祭が神殿にて、奉賛会員名簿及び物故奉賛会員名簿をご神前に奉読して斉行されました。式典後に永年会員表彰式と記念撮影も斉行されました。

 

 夏祭りの納めは、小松天満宮持宮地域14社地域の日清日露戦役から大東亜戦争に至る間に亡くなられました181柱の戦没者各位の御霊をおなぐさめする戦没者慰霊祭が斉行されました。戦没者各位は公務として、地域の代表として出征されました。神道においては、お亡くなりに成られたお身体は大地にかえられますが、魂は神の御許に帰られると共に、なつかしい古里近くから後につづく方々を見守って下さると信じられています。たとえ直接の御子孫方々がおられなくても現在を生きる私共が戦後平和の礎になられた御霊に感謝と慰霊の誠をささげるのは大切と、本年も各社総代各位ともども無事斉行させていただきました。

祭典では、戦没者各位の生前のお名前を奉読させていただきますが、戦没者名簿には、お亡くなりになられた戦役名や場所等が判明のつど書き足されています。そこから判明することもあります。14社地域の一つでありますK町のお社の社号額は明治神宮宮司を務められた一戸(いちのへ)兵衛陸軍大将が大正時代に揮毫されたものです。一戸大将のお孫さんには、昭和1511月からスウェーデン公使館付陸軍武官として終戦までスエーデンにとどまり、陸軍参謀本部にヤルタ会談でのソ連の対日参戦決定などの重要情報を送った小野寺 信大佐(後に少将)の奥様の小野寺百合子さんがいます。戦争中は夫の小野寺大佐の入手された情報を暗号に変換して送信する役目をはたされ、戦後は、児童文学として有名なムーミンシリーズの翻訳をされた方です。小野寺夫妻のことは、祭典の数日前にもテレビで放映されましたのでご覧になった方々も多かったと思います。

どうして一戸大将が揮毫されたのかは不明でしたが、K町の戦没者名簿の中に、日露戦争にて戦死された方がおられます。日露戦争では、金沢駐屯の第9師団に属する歩兵第6旅団(指揮官が一戸陸軍少将)が激戦の旅順攻囲戦において、日本軍において唯一の堡塁を占領する武勲をあげています。無事生還された一戸旅団に属する方からの依頼にて揮毫されたものと推定されることが判明しました。

 夏祭りのご神前には、古流柏葉会の小松支部の方により、天は円、地は方をかたどった創作花器に応用花の献花が奉納されました。天に向かって直立するニュウサイランの葉に、初夏から夏にかけて葉の大きくなる木苺の葉が添えられ、リンドウとケイトウの花が彩りを添えている、御霊迎えのお道を飾るにふさわしい献花でした。

 

 

author:bairinnet, category:祭典・行事, 10:53
-, -, - -